亀頭ブツブツ除去の術後に痛いケースはあるのか

亀頭ブツブツについての確認事項。

一口に亀頭ブツブツ除去と言っても、幾つかのケースがあります。まずブツブツの正体がフォアダイスこと真珠様丘疹、もしくは包皮腺だった場合です。このケースは脂肪の塊ですので外見以外の点では特に害はありません。痛いという様な事も特に無いです。

ただ、亀頭ブツブツが尖圭コンジローマだった場合は話が変わります。これはヒト乳頭腫ウィルス(HPV)への感染で発症し、外見がフォアダイスと酷似している為、両者の区別は難しく放置しておくと性器全体が小さなブツブツ上のイボで覆われてしまう事になります。他人への感染もしますので、亀頭ブツブツ除去という事で出来るだけ早く治療を受けないといけません。

こっちの場合も、痛いとか痒み等と言った自覚症状は特に無い事がポイントですが、気付いた場合は自己判断しないで必ず医師の診断を受ける事が重要です。これ以外にも粉瘤や光沢苔癬、多発性粉瘤症(陰嚢石灰沈着症)に陰嚢被角血管腫、陰部伝染性軟属腫等で10以上の症状がありますので、素人判断は難しいと考えて下さい。中には痛い等の自覚症状が伴うケースがあるのも、押えておきたいポイントになります。

亀頭ブツブツ除去には、基本的には痛い事は無いです。

亀頭ブツブツ除去は症状の内容によっては、違う治療法が選択される事がありますが基本は電気メスで、ブツブツを焼灼すると思って下さい。来院から処置までの時間総計は30分程度であり、単純に亀頭ブツブツ除去法の時間だけで計算するならば、10分程度で済みます。痛いか否かも焼灼する関係上、完全に無いとは言い切れませんが、亀頭ブツブツ除去の施術中は麻酔が効いていますので心配は要りません。

亀頭ブツブツ除去の施術後に関しても、万一痛みがある場合に備えて痛み止めも処方してもらえる事がほとんどなので、しっかり飲む様にすればそれほど大きな問題になる事は無いです。ただ、医師の技量面等の不足を原因として、痛い状態に後でなってしまうリスクは想定出来ますので、それを避ける為には必ず手術は泌尿器科の専門医が居る病院で受ける事をお勧めします。

ちなみに、尖圭コンジローマだった場合は感染症ですので、3ヶ月~6ヶ月は完治に掛かると思って下さい。30%の確率での再発があり、そのパターンだった時にはやはり相応の時間は掛かります。

まとめ

基本的には麻酔を使いますので、亀頭ブツブツ除去には痛みは無いと思って下さい。ただし、ブツブツの正体がフォアダイス等の脂肪の塊だった場合には短期で済みますが、尖圭コンジローマだった場合には治療時間が長くなる事は有り得ます。術後の痛みに関しても、除去の時点で電気メスを使いますので完全に無いとは断言出来ませんが、多くは処方してもらえる痛み止めで対処可能レベルに収まります。ちなみにこれ以外の別の病気だった場合には、状況によって痛みがあるケースも無いではありません。